どれも音楽や映像を楽しむだけでなく、照明やエアコン、鍵などを操作する「スマートホーム」とつながるのが特徴です。今回は、何が発表されたのか、そしてスマートホームで何ができるのかを、やさしく紹介します。
何が出た?
スピーカー、テレビ用の機器、画面付きパネル、カメラや鍵など
スマートホームとの関係は?
家の機器をまとめる「司令塔(ホームハブ)」の役目を持つ
日本では?
HomePod mini 2、Apple TV 4Kは発売日が発表済み。HomeViewとHome Collectionは未発表
発表された主な製品
HomePod mini 2(小さなスピーカー)
日本:10月30日発売/24,800円(税込)- 手のひらサイズのスピーカー。新しいモデル
- 音が以前より良くなり、音楽に合わせて上部がやさしく光る
- 色は5色から選べる
- Apple TV 4Kと組み合わせると、映画を迫力ある音で楽しめる
スマートホームでの役割:声で照明やエアコンを操作。家の司令塔(ホームハブ)にもなり、外出先からの操作ができるようになります。
Apple TV 4K(テレビにつないで使う機器)
日本:11月13日発売/49,800円(税込)- テレビにつないで、動画やゲーム、音楽を楽しむ機器
- 中のチップが新しくなり、動きがより速くなった
- マイクが付き、リモコンを持たずに話しかけて操作できる
スマートホームでの役割:テレビの前から家の機器を操作でき、これまでのモデルと同じく司令塔(ホームハブ)としても使えます。
HomeView(画面付きの家の操作パネル)
日本:発売時期・価格は未発表- 7インチの画面が付いた、置き型・壁掛け型の操作パネル
- 最大6人の家族の顔を見分けて、その人の予定などを表示
- 玄関などのカメラの映像を、最大9台分まとめて表示
- 煙や一酸化炭素の警報音に気づく機能も
スマートホームでの役割:照明・エアコン・鍵などの状態を、ひとつの画面で見て操作できる「家のリモコン」のような存在です。
Apple Home Collection(カメラや鍵など、家の機器のシリーズ名)
日本:発売時期・価格は未発表1つの製品ではなく、Appleがほかのメーカーと一緒に作った家の機器のまとまり(シリーズ)の名前です。米国・カナダ・英国で、12月から機器ごとに順番に発売される予定(一部は2027年初め)と発表されています。たとえば、次のような機器があります。
- 鍵:iPhoneやApple Watchを持って近づくと開く
- カメラ:人・ペット・荷物などを見分けて、スマホに知らせる
スマートホームでの役割:どの機器も、iPhoneの「ホーム」アプリからまとめて設定・操作できます。
※ 2026年10月23日時点の情報です。日本での発売状況や価格は、今後変わる可能性があります。機能は発表時点の内容で、日本で発売される場合は異なることがあります。
キーワードは「ホームハブ」=家の司令塔
スマートホームを便利に使うために大切なのが、「ホームハブ」です。むずかしく聞こえますが、意味は「家の機器をまとめて動かす司令塔」のことです。
家の中に司令塔があると、外出先からスマホで家の機器を操作したり、決めた時間や条件で自動的に動かしたりできるようになります。今回発表されたスピーカーやテレビ用の機器は、この司令塔の役目を持たせることができます。
※ 図はイメージです。できることは、使う機器や設定によって異なります。
スマートホームで、どんなことができる?
司令塔があると、こんなことができます
-
声で操作する
「電気を消して」「エアコンをつけて」と話しかけるだけで、対応した家電を動かせます。手がふさがっている時にも便利です。
-
外出先から操作する
帰り道にエアコンをつけておく、鍵を閉めたか確認するなど、スマホの「ホーム」アプリから家の機器を操作できます。
-
決めた条件で、自動で動かす
「朝7時に照明をつける」「家族が帰ってきたら玄関の明かりをつける」など、条件を決めておくと自動で動きます。
-
画面で、家の様子をまとめて見る
画面付きのHomeViewでは、照明やエアコンの状態、玄関のカメラの映像などを、ひとつの画面で確認できます。
「Thread(スレッド)」ってなに?
新しいスピーカーは、「Thread」という通信のしくみに対応しています。家の機器どうしが網の目のようにつながって、情報をリレーするしくみで、家のすみの機器にも届きやすく、電気も少なくて済むのが特徴です。メーカーの違う機器をつなぐ「Matter」と一緒に使われることが多い技術です。
Appleの製品で、そろえないといけないの?
「Appleの製品だから、ほかのメーカーの家電とは相性が悪いのでは?」と思う方もいるかもしれません。答えは、「ほかのメーカーの家電を使うのに、Appleの製品でそろえる必要は必ずしもない」です。
ただし、「ホーム」アプリを使うには、iPhoneなどのApple機器が必要です。どこまで組み合わせるかは、次の点で考えてみてください。
ほかのメーカーの機器との関係
-
「Matter」対応の家電なら、メーカーが違ってもつながる
共通ルール「Matter」に対応した照明やコンセントなどは、ほかのメーカーの製品でも、Appleの「ホーム」アプリで操作できます。今回の新しいカメラや鍵も、この共通ルールに対応しています。
-
ひとつの家電を、ほかのメーカーのアプリと一緒に使えることも
Matter対応の家電は、Appleの「ホーム」アプリと、ほかのメーカーのアプリの両方から操作できるように設定できるものがあります。家族がそれぞれ使い慣れたアプリで操作する、という使い方もできます。
-
「ホーム」アプリは、Appleの機器でだけ使える
「ホーム」アプリは、iPhoneやiPadなどのApple製の機器でだけ使えるアプリです。そのため、Androidのスマホからは「ホーム」アプリでの操作や、新しいスピーカーの設定ができません。Apple以外のメーカーの機器は、そのメーカーのアプリで設定や操作ができるものが多いです。
向いている人
- ふだんiPhoneを使っている
- 家族もiPhoneを使っている人が多い
- 家にある家電がMatterに対応している
- 声や画面で、家の機器をまとめて操作したい
よく考えたい人
- ふだんAndroidのスマホを使っている
- 家族の中で、iPhoneとAndroidが混ざっている
- 家電の多くが、メーカー専用のアプリでしか動かない
- ほかのスマートスピーカーで、すでに家の操作をそろえている
※ 「よく考えたい人」でも、使い方によっては組み合わせて使えることがあります。今お持ちの家電が対応しているかは、説明書や箱の表示で確認してみてください。
まとめ:使い方で見る、それぞれの役割
今回の新製品は、どれも「家の機器とつながる」ことを大切にしています。iPhoneを使っている方を前提に、使い方で整理すると、次のようになります。
| こんな使い方に | 製品 |
|---|---|
| 音楽を聴きながら、声で家の機器を操作したい | HomePod mini 2 |
| テレビを中心に、動画も家の操作も楽しみたい | Apple TV 4K |
| 家の様子を画面でまとめて見たい | HomeView(日本は未発表) |
| 鍵やカメラも、同じアプリでまとめたい | Apple Home Collection(日本は未発表) |
今回発表された製品のように、各メーカーから家の機器をスマホとつないで使う製品が次々に出てきています。まだ新しいものも多く、すべてが今すぐ必要なものではありません。
ただ、照明やエアコンを声で動かす、外出先から家の様子を確認するといった使い方は、これから少しずつ生活に溶け込んでいくと言われています。まずは、今お使いの機器やスマホで何ができるかを確認するところから、気軽に知っておくと安心です。