生成AIで増える偽メールを見破る!公式マーク(BIMI)で始める簡単セキュリティ
最近は、AI(人工知能)を使って本物そっくりに作られた迷惑メールが増えており、見た目だけでは公式のメールか詐欺のメールか、判断がとても難しくなっています。そこで新しく使われ始めているのが、公式のメールに「マーク」を付けて分かりやすくする仕組みです。
イメージとしては、LINEの公式アカウントに付いている緑のマークや、SNSの「認証済み」を示す青いチェックマークと似たようなものです。それがメールの世界にも取り入れられた、と考えると分かりやすいかもしれません。
何が起きている?
公式メールに、企業やお店の「マーク(ロゴ)」が表示されるようになってきた
何が便利?
マークがあるかどうかを見るだけで、公式かどうかが分かりやすくなる
気をつけたい点は?
すべてのメールにこのマークが付いているわけではない
公式メールに「マーク」が付く仕組みとは
この仕組みは、「BIMI(ビミ)」という名前で呼ばれています。少し聞き慣れない言葉ですが、やっていることはシンプルです。企業やお店から届く公式のメールに、そのブランドの「マーク(ロゴ)」を表示させるという仕組みです。
メールの一覧画面を開いたときに、送信元の名前の横にマークが表示されていれば、「これは本物のメールだ」と一目で分かるようになります。マークが表示されるかどうかを見るだけで、メールを開く前に安心できるようになるのです。
なぜ、このような仕組みが必要になったのか
近年、企業やお店になりすました詐欺メールが、世界的に増えています。これまでも、送信元を確認する技術的な仕組みはいくつか使われてきました。しかし、それでもなお、そうした仕組みをすり抜けて詐欺メールが届いてしまったり、受け取った側が「これは本物だろうか」と判断しにくいという問題が残っていました。
そこで考え出されたのが、「見た目で、ひと目で本物と分かるようにする」という、今回ご紹介するマークの仕組みです。
マークが付くと、何が良いのか
導入されると、こう変わります
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なりすましメールに気づきやすくなる
公式のメールにはマークが表示され、なりすましメールにはマークが表示されません。マークの有無を見るだけで、公式かどうかを判断しやすくなります。
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安心してメールを開けるようになる
「これは、いつも使っているお店・サービスから届いた本物のメールだ」とすぐに分かるため、大切なお知らせを見逃しにくくなり、不安も減ります。
どんなメールで見られるのか
このマークが表示されるのは、次のようなメールサービスです(2026年5月現在)。
マークが表示されるサービス
- ✔ Gmail
- ✔ Apple Mail(比較的新しいiPhone・iPadのメールアプリ、iCloud.com)
- ✔ Yahoo!メール
気をつけておきたい点
- ✖ スマートフォンなら必ず出るわけではなく、使っているメールアプリとメールサービスの組み合わせによってはマークが表示されないことがある(例:iPhoneの標準メールアプリでGmailを受信した場合など)
- ✖ パソコンのOutlookなど、対応していないメールソフトでは基本的にマークは表示されない
対応しているメールでは、送信元の名前の横にマークが表示されるのに加えて、「確認済み」であることを示す表示も一緒に出るようになっています。一方で、まだこの仕組みに対応していないメールや、確認がうまくいかなかったメールでは、これまでどおり送信者の頭文字だけのアイコンなどが表示されます。パソコンのブラウザでGmailを見た場合は、このマークと、いつものGoogleアカウントのプロフィール画像がよく似た見た目になり、見分けにくいこともあります。
マークが付いていないメールも、まだたくさんある
このマークを使うには、メールを送る企業側と、受け取るメールサービス側の両方が対応している必要があります。そのため今のところ、届くメールの中には、マークが付いた公式メールもあれば、対応が済んでいないだけでマークが付いていない公式メールもあります。マークが付いていないからといって、すぐに詐欺だと決めつけないよう気をつけましょう。これからの時代、「マークが付いているかどうか」を見る習慣は、安全のためのチェックポイントの一つになっていくでしょう。
どの企業・サービスがこの仕組みに対応しているかは、以下のようなページで確認できます。
このマークが広まっても、詐欺メールをすべて完全に防ぐことは難しいのが実情です。だからこそ、「どんなメールでも、まずは疑ってよく確認する」という心構えを、あわせて持っておくことが大切です。